あらすじ
「でも姉ちゃん、気をつけてね。
今日の姉ちゃん、なんだかよくない……気がする。
なんていうのかな…運命が動く日。今日はいろんな トラブルに見舞われるかもね。
でも、その一つ一つが大切な出来事……。
姉ちゃんの人生が大きく変わる一日になる、んじゃない」
私は、どこにでもいる普通の高校生。そのはず――だった。
弟に不思議な警告をされたある日のこと。
私と、私を取り囲む男の子達の間に起こる様々な出来事 ――ハプニング・ラブ。
感傷ごっこじゃ終わらせない、運命の一日がはじまる。
登場人物相関図
犬飼元気(いぬかいげんき):高校2年生。主人公と仲良しのクラスメイト。明るいムードメーカーで、みんなの人気者。サッカー部に所属している。
茂木輝樹(もてぎてるき):学校一の美男子。高校2年生。通称TELU様。ファンクラブがあるほどのモテっぷり。主人公にちょっかいをかけてくる。
梨見野ケイ(なしみのけい):主人公の隣の家に住む幼馴染み。高校3年生。鈍感でマイペースなところもあるけど、とっても頼れるお兄さん。
だいちゃん:13歳。主人公の弟。インドア気質で、いつも無気力そうにしている。だけど、大好きなお姉ちゃんのことならやる気を出す。ちょっと電波。
真田鏡太郎(さなだきょうたろう):生徒会長。高校3年生。真面目で気難しく、近寄りがたいところのある先輩。だけど、世間知らずなところもある。
本郷なごみ(ほんごうなごみ):図書委員を務める高校1年生。読書家で、図書室にいることが多い。穏やかでいつもニコニコとしている。だが、案外…
深淵より至る片翼の鳥(レイヴン):主人公に襲い掛かってくる謎の男。その正体は全宇宙で活躍する暗殺者。どんな標的も必ず殺すため、彼の扱う秘術【セカンド・コード】の全てを知る者は彼以外にはいない。勿論任務の達成率は100%。性格は冷徹かつ残忍。眼帯で隠している右目には亡き親友の遺伝子が移植されており、解放することで禁術【灼覇絶翔】が発動する。ただ、あまりにも威力が大きすぎるため、普段使用することはない。経歴に見合わない整った顔つきから女性にモテる。ただ、本人があまりにも好意に鈍すぎるため、意味がないようだ・・・
だいちゃん篇
・だいちゃんルートより
私:(うう……もう朝か……)
だいちゃん:………んん………。
だいちゃん:うるさいなあ、早く止めてよ…。
私:わかってるわよ……。
手を伸ばしてアラームを止める。
隣では弟が眠そうにむずがっていた。
だいちゃん:…やだ…あと五分…………。
私:ちょっと、もう……。
私:…………。
私:……………えっ!?
私:ちょっとだいちゃん!何で私の布団で寝てるのよ!
だいちゃん:布団はがさないでよ、寒い……。
私:わあっ、くっつかないの!ちょっと!起きなさい!
だいちゃん:もう、しょうがないな…。はあ、おはよう姉ちゃん。
だいちゃん:……なんだよ、まだ六時半じゃん……もうちょっと寝られる……。
私:そうじゃなくて!何で私の布団にいるのか聞いてるの!
だいちゃん:朝からうるさいなあ…。どうだっていいじゃん。
私:よくないっ!
だいちゃん:学校行くのめんどくさいなあ…。姉ちゃん、一緒にさぼろうよ。
私:話を聞きなさいよ…。
(中略)
弟に飛び掛られて、私と弟はベッドに倒れこんだ。
私:ちょ、ちょっとお!
だいちゃん:じゃあ、今日は一日中だらだらしてようね。一緒に。
私:はいはい。
だいちゃん:どうしよっかなあ…。二人でゲームしようよ。モンハン。
私:私、ソフト持ってないし…。だいたい、遊んでたらさぼりだってばれちゃう。
だいちゃん:じゃあ、一緒に寝ようね。それでね、僕の話聞いてね。
私:わかったわかった。
だいちゃん:ふふ、今日は一日中、姉ちゃんは僕のものなんだから。
私:何言ってんのよ……。
ケイくん篇
・ケイくんルートより
私:って、うひゃあああっ!
ケイくん:どうした、いきなり叫んで。
私:な、な、なっ……!なにこの体勢! なんで裸なの!?
ケイくん:今、着替えてるところだったんだよ。珍しく、早く起きられたから。
それに、裸じゃないぞ。パンツは履いてる。
私:ぱっ、ぱっ、ぱっ……!!!
い、言ってよ!着替え中だって、言ってよ!
ケイくん:なんでだ?今更恥ずかしくもないし、いいだろ。
私:私は恥ずかしいの!
ケイくん:そうか。それにしても、いつまでそこにいるつもりなんだ?
私:………!!!
私は慌てて飛びのく。ケイくんは気にした様子もなく、そのまま着替えを再開した。
私:ちょ、ちょっと……もう。
ケイくん:なんだよ。
私:なんでもないよ!
何を言ってもわかりあえないことは明白なので、私は諦めて口をつぐんだ。
それにしても、ケイくん…鍛えてるんだなあ。空手をやってるんだっけ。
筋肉がつみあがった精悍な体つき。太くてたくましい腕が、ひとつひとつシャツのボタンを留めて…。
ケイくん:……なんだ?
私:あっ、な、なんでもありません!
ケイくん:今じろじろ見てただろ。
私:う、うるさいなあ! どうでもいいじゃん!
ケイくん:どうでもよくないよ。俺だって見つめられたら恥ずかしい。
私:………!
ケイくん:……変だな。 お前に見つめられるとなんかドキドキする。なんなんだろうな。
私:それは………。私たち、もう子供じゃないから……。
ケイくん:子供じゃないから…。
私:うん…。
ケイくん:…なんでだ?なんで子供じゃないとドキドキするんだ?
私:えっ。な、なんでって…。
ケイくん:うん。
私:いやっ、だから、そのっ、……。い、言わせないでよ。
ケイくん:………?
私:わ、わかってよ。
ケイくん:………そうか。わかった。
私:ケイくん…。
ケイくん:結婚しよう。
私:は?
深淵の…以下略篇
・深淵以下略ルートより
私:……この人、なんなんだろう。変質者?コスプレ?
???:フン…怯えているようだな。まあ仕方ない。この俺――深淵より至る片翼の鳥 -レイヴン- と出会ったんだからな……。
私:れい……ぶん……?
レイヴン:お前が『特異点』だということはわかっている。お前は宇宙の意志を操る。それを見過ごすわけにはいかない……。
私:ちょ、ちょっと待ってよ!これってドッキリか何か?あなたが何を言っているのか、全然わからな――
レイヴン:話を聞く必要などない。お前に口を利く権利はない。俺に殺されるのみ――。
レイヴン:いくぞ。………【セカンド・コード】。お前はただ、死ね。
銀髪の男が禍々しく顔をゆがめて、笑った。何かとてつもない気迫が場を支配する。
男の背中に、片翼の黒い翼が見えた――ような、気がした。
このままじゃ…殺されちゃう!
レイヴン:詠唱準備終了、発動準備完了。呪われし我が力――今こそ解放する!
私:だ、だめえっ!
だいちゃん:ね、姉ちゃん――!
あれは――だいちゃん?どうして弟が、こんなところに――。
疑問が一瞬頭をもたげる。しかし、それ以上考える暇はない。私は無我夢中で、男に突進していた。
ただ、男の今の行動を止めるため。押し倒すかのような勢いで、彼を突き飛ばす。
レイヴン:バ、バカ、詠唱を中断されたら魔力が行き場を失って―――ああっ!!
私:きゃあああああっ!!
衝撃が全身を包み、服が引き裂かれる!
レイヴン:これが……大宇宙の、意志だというのか。
全裸になったレイヴンが呆然とつぶやいた。私も全裸になっていた。
TELU様篇
・TELU様ルートより
空から――声が降ってきた。
???:あ、危ないっ!
私:えっ?あっ…きゃああっ!
飛び降りてきたTELU様を私は避けられず…そのまま、衝突する。
もんどりうった私の視界は暗転する。
一瞬後、自分の体にそのまま重なるように落ちてきたTELU様を受け止めた。
私:う、ううっ…。
幸い、傷みはない。しかし、顔と、顔に重なるように反射的に差し出した手の上に、何か重みが……。
この感触、この重量…!
私:こ、これは……。
TELU様:あっ…。ダメだ、そこは…。
私:これは……!
TELU様の…KOKAN……!?
TELU様:わ、悪い…今、どくから…。
私:TELU様!そんな、私、大丈夫です。
TELU様:何言ってるんだ、そんな訳ないだろ。
TELU様は颯爽と立ち上がると、私に手を差し出した。
TELU様:ごめんな、女の子にぶつかっただなんて…一生の恥だ。
私:…あの……顔が、真っ赤ですよ。
TELU様:き、気のせいだ、気のせい。ともかく、誰にも見られてないようでよかった。ファンクラブの女の子たちに見られていたら、どんな目に合うか……。
私:TELU様、すっごい人気ですからね。今も、追いかけられていたんですか?
TELU様:まあ、そういうこと。……。
TELU様:なあ…その敬語、やめようぜ。同い年だろ?
私:え?で、でもなんか。つい。
TELU様:やめてくれよ、何か距離とられてるみたいなんだ。それにさ、俺は君のこと…前から見ててさ。かわいいなって。だからさ…仲良くなりたいんだよ。
私:え、ええっ!
以下各キャラストーリー概要
**出会った男の子とフラグを建てるとそのままEDに直行します。
弟(布団にもぐりこまれる)
朝2:兄(着替え中にバッタリ)
授業:犬飼くん(体育倉庫で事故ちゅー)
休み時間:池田(降る股間)
お昼:先輩(押し倒す)
放課後:後輩(壁ドン)
帰り:刺客(全裸)
帰宅後:弟
ハーレム漫画の女の子版が作りたくて考えました。
要は色んな男の子に出会う先々で、あらゆるいやらしハプニングが巻き起こってセクハラをかますゲームです。
完成予定は………ありません!!(どーん)
思いついたはいいけれど時間もないし没ネタなので、誰かかわりに作ってください。
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